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【映画鑑賞記38/18’】ワンダー 君は太陽 [映画鑑賞]

「ワンダー 君は太陽」を鑑賞。
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間違いなく今年観た洋画でベスト5に入る作品です。
主人公は10歳のオギー。宇宙に憧れ、スター・ウォーズをこよなく愛し、両親と姉の愛情に恵まれた少年。けど、彼は普通の子ではありません。遺伝子の先天性疾患で、変形してしまった顔の持ち主なのです。27回の整形手術に耐えたものの、宇宙飛行士のヘルメットを脱ぎたがらない彼は、初めての学校生活で困難にぶち当たります。
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外見が人と違う。それだけで、差別の対象になってしまう世の中ですが、この作品はオギーと彼を支える家族、友人達の内面の魅力の成長を伝える物語に仕上がっています。
母親役はジュリア・ロバーツ。プリティー・ウーマンのシンデレラガールが母親役ですよ。けど、素適な歳のとり方してますね。
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物語はオギーを主軸に置きながら、オギー最優先の家庭で「手のかからない子」を演じてきた姉の「ヴィア」、
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彼女の親友「ミランダ」、そしてオギーの魅力にいち早く気づきながら、大多数の意見になびいてしまうクラスメイトの「ジャック」へと、
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エピソードを移して語られていきます。
それぞれに、自身の方向とオギーへの思いに揺れるところがよく描かれていたと思います。
そして、父親役のオーウェン・ウィルソン。家族のイニシアティブを持つしっかり者の母さんが暴走しそうになると、さりげなく抑える役どころ。彼がオギーに言う「なにより、父さんがお前の顔が好きなんだ」という台詞には涙がちょちょ切れましたよ。
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現実世界ではもっと厳しく辛く酷いのだろうけど、この作品がこの世界の素晴らしい“ワンダー”に繋がって欲しいですね。
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お勧めの一本です!

解説:R・J・パラシオの児童小説を、『ウォールフラワー』などのスティーヴン・チョボスキーが映画化。外見からわかる先天性の障害がある少年が、困難に立ち向かう姿を描く。主人公に『ルーム』などのジェイコブ・トレンブレイ、彼を愛情深く支える両親を『エリン・ブロコビッチ』などのジュリア・ロバーツと『ミッドナイト・イン・パリ』などのオーウェン・ウィルソンが演じる。

あらすじ:生まれつき顔立ちが人と違う少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼いころから自宅で母のイザベル(ジュリア・ロバーツ)と勉強してきた。10歳になり学校に通い始めた彼は同級生と仲良くしたいと願うが、じろじろ眺められたり避けられたりする。しかし彼の行動が、周囲の態度を少しずつ変えていき……。
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