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【読書日記8/18’】ファインダーズ・キーパーズ@スティーブン・キング [読書日記]

スティーブン・キング著「ファインダーズ・キーパーズ」上下巻を読了。
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スティーブン・キングって作家は、作品によって当たり外れがあります(個人的意見)。ページを捲る指が止まらないことや50ページも読めないことなど、過去に結構ありました。
その基準からいくと、本作は当たりです。シリーズ前作「ミスター・メルセデス」はキング初のミステリー。しかも、初ミステリーがエドガー賞(日本でいうところの江戸川乱歩賞か)を受賞する快挙。
その続編ですから期待していました。
退職刑事ホッジズとその仲間達が幻の小説に執着する犯罪者の魔手から、少年を守るといった話。ミステリーというより、冒険談的な感じですが、サクッと読めて面白かったです。
本作は、シリーズ三部作の真ん中の作品。本作の最後に次に繋がるフセンが貼られています。シリーズ最終巻はどうやらキングお得意のホラーの予感。
最終巻が楽しみだな。

内容:エドガー賞受賞『ミスター・メルセデス』続編 少年ピートが川岸で掘り出したのは札束と革張りのノートが詰まったトランクだった。父が暴走車によって障害を負ったピートの家では、毎晩のように両親がお金をめぐって喧嘩をしていた。このお金があれば、両親も、そして妹も幸せになれるに違いない。ピートはお金を小分けにして、匿名で自宅に郵送しはじめた…… そのカネは強盗モリスが奪ったものだった。アメリカ文学の傑作とされる小説を発表後、筆を断って隠棲する作家ロススティーン。その家を襲い、カネとノートを奪ったのだ。モリスにとって大事なのはカネだけではない。膨大な数のノート。そこには巨匠の未発表の文章が記されている。ロススティーンの小説に執着するモリスにとって、そのノートこそが何ものにも代えられない価値を持っているのだ…… 強盗と少年、徐々に近づいてゆく二人の軌跡が交差するとき何が起こるのか? スティーヴン・キングがミステリーに挑んだ傑作『ミスター・メルセデス』続編登場。幻の小説に執着する犯罪者の魔手から、退職刑事ホッジズと仲間たちは家族思いの少年ピートを守ることができるのか?

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