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【映画鑑賞記18/18’】ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 [映画鑑賞]

「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」を鑑賞。
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スティーヴン・スピルバーグってふり幅が広い映画監督ですね。SF、アニメ、社会派ドラマなどジャンルを問わず活動しています。
そんな彼がメリル・ストリープ、トム・ハンクスの名優2人とタッグを組んだ作品が本作。
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舞台は1971年のアメリカ。ベトナム戦争真っ最中。
ワシントン・ポストで社主(ストリープ)と編集長(ハンクス)を務める二人はライバル紙ニューヨーク・タイムズがスクープした「ベトナムにおける政策決定の歴史、1945年-1968年」=ペンタゴン・ペーパーズに衝撃をうけます。
その後、ワシントン・ポストも文書を入手しますが、報道に関し政府の圧力や社としての忖度が絡んで・・・
スピルバーグの凄いところは、文書を入手したニューヨーク・タイムズではなく、ワシントン・ポストの女性社主、キャサリン・グラハムにスポットが当てたところだと思います。
タイトルだけ見ると、政治とメディアの内幕ドラマのように捉えられますが、キャサリン・グラハムのライフ・ストーリーでもありますね。彼女が圧力、忖度を避け、文書掲載に決断するまでの描写には引きつけられました。
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また、ラストはニクソン大統領を辞任に追い込む”あの事件”に引き継がれるところも中々興味深かったです。

解説:メリル・ストリープとトム・ハンクスが共演し、スティーヴン・スピルバーグがメガホンを取った社会派ドラマ。実在の人物をモデルに、都合の悪い真実をひた隠しする政府に対して一歩も引かない姿勢で挑んだジャーナリストたちの命懸けの戦いを描写する。『コンテンダー』などのサラ・ポールソンやドラマシリーズ「ベター・コール・ソウル」などのボブ・オデンカークらが出演。脚本を『スポットライト 世紀のスクープ』で第88回アカデミー賞脚本賞を受賞したジョシュ・シンガーらが担当した。

あらすじ:ベトナム戦争の最中だった1971年、アメリカでは反戦運動が盛り上がりを見せていた。そんな中、「The New York Times」が政府の極秘文書“ペンタゴン・ペーパーズ”の存在を暴く。ライバル紙である「The Washington Post」のキャサリン(メリル・ストリープ)と部下のベン(トム・ハンクス)らも、報道の自由を求めて立ち上がり……。
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