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【映画鑑賞記41/17’】ドリーム [映画鑑賞]

「ドリーム」を鑑賞。
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原題は「HIDDEN FIGURES」訳すと「隠された数字」という意味らしい。この作品には、この邦訳がピッタリだと思いますが、作品全体を醸し出すには「ドリーム」なのかも・・・
時代はソ連との宇宙開発競争に火がついた1960年代の初頭。NASAで、ずば抜けた数学的才能をもつ3人の黒人女性が働いていました。
けれども、時代は人種分離政策がまかり通っていた頃。黒人女性3人の希望、彼女達の真価は認められず、嫌がらせも受ける日々。
たとえば当時は、コーヒーポットやトイレも白人用と黒人用が別。主人公キャサリンを演じるタラジ・P・ヘンソンは職場から1キロ近く離れた黒人用トイレへと、走って用足しに行かなければなりません。
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けど、こんな理不尽な仕打ちをうけても彼女達は前を向いて、少ないチャンスをモノにしていきます。当然、彼女達の才能に気付き、こんな馬鹿馬鹿しい差別を是正する上司(ケヴィン・コスナー)も現れます。
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本作はアメリカの有能な黒人女性たちが黒人女性にとっての「初めて」をいくつも開拓し、道を作った物語。アメリカが人種分離政策の過ちを正し、前へと進んだ物語。
アメリカの宇宙開発史に埋もれていた3人のヒロインを掘り起こした物語。
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痛快なエンディングは、どこかの国の現大統領に観てもらいたいくらいでしたよ[わーい(嬉しい顔)]

解説:人種差別が横行していた1960年代初頭のアメリカで、初の有人宇宙飛行計画を陰で支えたNASAの黒人女性スタッフの知られざる功績を描く伝記ドラマ。NASAの頭脳として尽力した女性たちを、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』などのタラジ・P・ヘンソン、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』などのオクタヴィア・スペンサー、『ムーンライト』などのジャネール・モネイが演じる。監督は『ヴィンセントが教えてくれたこと』などのセオドア・メルフィ。ミュージシャンのファレル・ウィリアムスが製作と音楽を担当した。

あらすじ:1960年代の初め、ソ連との宇宙開発競争で遅れを取っていたアメリカは、国家の威信をかけて有人宇宙飛行計画に乗り出す。NASAのキャサリン・G・ジョンソン(タラジ・P・ヘンソン)、ドロシー・ヴォーン(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)は、差別や偏見と闘いながら、宇宙飛行士ジョン・グレンの地球周回軌道飛行を成功させるため奔走する。
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