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【映画鑑賞記38/17’】散歩する侵略者 [映画鑑賞]

「散歩する侵略者」を鑑賞。
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東映の株主招待券を貰った関係で何気にそしてタダで観た映画でしたがこれが面白かった。
元ネタは劇作家・演出家の前川知大が主催する劇団イキウメの舞台とのこと。
作品自体は、古きよきハリウッド時代の古典SFって感じで懐かしさと怖さが同居した物語でした。
数日間失踪後、宇宙人に体を乗っ取られて妻(長澤まさみ)の元に戻ってくる夫(松田龍平)。様変わりした夫は散歩をしながら、仲間の宇宙人を探し、妻には「地球を侵略しにきた」と告げます。
また、その頃町に不可解事件が頻繁に起こり始め、記者(長谷川博巳)が調査をはじめます。
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演技上手なこの三人を中心に物語りは淡々と進みますが、その根底にあるテーマは愛と死そして再生という人間がもつドラマでしたね。
記者・長谷川博巳と侵略者の少年少女が何時かしら友情が芽生えてくるシーンは感慨深いものでした。
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監督は黒沢清。平成のクロサワの次の作品にも期待したいですね。

解説:『アカルイミライ』などの黒沢清監督が、劇作家・演出家の前川知大が結成した劇団イキウメの舞台を映画化。数日間失踪したのちに様変わりした夫が妻のもとへ戻ったのを機に、平穏だった町が変化するさまを描く。「地球を侵略しに来た」と妻に告白する夫を『舟を編む』などの松田龍平、そんな夫に翻弄(ほんろう)される妻を『世界の中心で、愛をさけぶ』などの長澤まさみ、一家惨殺事件を調査するジャーナリストを『セカンドバージン』などの長谷川博己が演じる。

あらすじ:鳴海(長澤まさみ)の夫・真治(松田龍平)が、数日間行方をくらまし、別人のようになって帰ってくる。これまでの態度が一変した夫に疑念を抱く鳴海は、突然真治から「地球を侵略しに来た」と告白され戸惑う。一方、町ではある一家の惨殺事件が起こったのを機に、さまざまな現象が発生し、不穏な空気が漂い始める。359500_001.jpg
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