SSブログ

【映画鑑賞記37/17’】三度目の殺人 [映画鑑賞]

「三度目の殺人」を鑑賞。
172308_02.jpg
家族を描くことに関しては当代一と言える是枝裕和監督。そして、是枝作品には欠かせない俳優・福山雅治が「そして父になる」以来タッグを組んだ作品。
ストーリーは、殺人の前科をもつ三隅(役所広司)が解雇された工場の社長の殺害容疑で起訴されます。死刑が確実なその弁護を担当する重盛(福山雅治)はなんとか無期懲役にしようと事件を洗いなおしますが、その過程で被害者の妻・美津江(斉藤由貴)から依頼されたとする供述が三隅から飛び出します。動機も二転、三転し、さらに被害者の娘・咲江(広瀬すず)のおぞましい秘密が暴露され、事件の真相は〈藪の中〉の様相を呈していきます。
冒頭から非常に緊迫感があります。
特に福山雅治と役所広司の対峙シーンは迫力がありました。
359771_001.jpg
また、法廷サスペンスとしての醍醐味もあります。
359771_004.jpg
359771_007.jpg
ただし、犯人探しミステリーというよりもダークな家族ドラマといった感じがします。そこは、流石是枝監督ですね。
そして、特出すべきは広瀬すず。美少女という印象が強い彼女ですが、演技派としても認知されそうな若手女優であります。
359771_006.jpg

解説:第66回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作『そして父になる』の福山雅治と是枝裕和監督が再び組んだ法廷サスペンス。死刑が確実視されている殺人犯の弁護を引き受けた弁護士が、犯人と交流するうちに動機に疑念を抱くようになり、真実を知ろうとするさまを描く。弁護士や検事への取材に加え、作品の設定通りに実施した模擬裁判で出てきたリアルな反応や言動などを脚本に反映。福山ふんする主人公が弁護を担当する殺人犯を、役所広司が演じる。

あらすじ:勝つことを第一目標に掲げる弁護士の重盛(福山雅治)は、殺人の前科がある三隅(役所広司)の弁護を渋々引き受ける。クビになった工場の社長を手にかけ、さらに死体に火を付けた容疑で起訴され犯行も自供しており、ほぼ死刑が確定しているような裁判だった。しかし、三隅と顔を合わせるうちに重盛の考えは変化していく。三隅の犯行動機への疑念を一つ一つひもとく重盛だったが……。
nice!(11)  コメント(8) 
共通テーマ:映画