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【読書日記18/24’】木挽町のあだ討ち@永井紗耶子 [読書日記]

永井紗耶子著「木挽町のあだ討ち」を読了。
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第169回直木三十五賞・第36回山本周五郎賞のW受賞作。
そこらのヘタなミステリーより断然面白かったです!(^^)!
最初は江戸時代の語り口に戸惑ったけど、読み進めていくうちに慣れたし、この作品にはこの語り口しかないなー、とも思いました。
「疑う隙なんぞありはしない、あれは立派な仇討ちでしたよ。」と、木挽町(今の歌舞伎座周辺)で起きた仇討ち事件について、仇を討った男の親戚筋の青年が真相を追っていく話なんですが、中盤から読み手も、モヤーっと多分こうなんだろうなと想像力を掻き立てるプロットには脱帽物でしたね。
直木賞・山本周五郎賞W受賞も納得の作品です。

内容:ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙はたくさんの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者だというひとりの侍が仇討ちの顚末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが。新田次郎文学賞など三冠の『商う狼』、直木賞候補作『女人入眼』で今もっとも注目される時代・歴史小説家による、現代人を勇気づける令和の革命的傑作誕生!
nice!(34)  コメント(20) 
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コメント 20

mutumin

やっぱり本は想像力を掻き立てるって、一番大切ですよね!引き込まれましたね!
by mutumin (2024-10-23 05:39) 

pn

討たれた側ではなく討った親戚ってトコがいいねー(^○^)
by pn (2024-10-23 06:20) 

mayu

最近、本を読む機会が減りました。ネット接続の影響は大きいでしょうね。
by mayu (2024-10-23 06:45) 

PBR

下男にはそれなりの理由があったはずですが、それは『下男』という理由で正当化されないんでしょうね?
by PBR (2024-10-23 08:58) 

くまら

直木賞や芥川賞を受賞した本って読んだ記憶があまり無いかも
本屋大賞ならたまに読みますが・・・
by くまら (2024-10-23 09:00) 

tommy88

本を読み続けるのはエライです、良き姿勢です。
札幌遠征から帰ってきました。
ラーメン三昧、ワイナリー巡りと飲食満載。
仁義好かんでも、ジンギスカン、生ラム希少部位、良し。
4㎏、順調に上げてきました。

by tommy88 (2024-10-23 09:08) 

獏

活字離れがひどいので反省しています・・・@@;)
by (2024-10-23 10:17) 

夏炉冬扇

仇討ちのお話は大好きなんですが。小説はもうヨマナイことにしているので…
by 夏炉冬扇 (2024-10-23 14:23) 

いっぷく

これは面白そうですね。そのうちドラマ化されるのでは。
by いっぷく (2024-10-23 15:00) 

HOTCOOL

mutuminさん

引き込まれて一気読みでした^^
by HOTCOOL (2024-10-23 18:47) 

HOTCOOL

pnさん

物語の設定、構築がナイスでしたww
by HOTCOOL (2024-10-23 18:48) 

HOTCOOL

mayuさん

世の中便利になりましたからね。私はデジタル・アナログのハーフ&ハーフを心がけてます。
by HOTCOOL (2024-10-23 18:50) 

HOTCOOL

PBRさん

本作ではクズみたいな下男でありました。。。
by HOTCOOL (2024-10-23 18:52) 

HOTCOOL

くまらさん

直木賞受賞作はたまに読んでいます。芥川賞は羽田圭介氏の「スクラップ・アンド・ビルド」以来読んでいません。
本屋大賞は毎年読んでいます(^.^)
by HOTCOOL (2024-10-23 18:57) 

HOTCOOL

tommy88さん

北海道巡業、お帰りなさいませ。
巡業記事を楽しみにしております。
特にラーメン、美食が楽しみです( ^^) _U~~
by HOTCOOL (2024-10-23 18:58) 

HOTCOOL

獏さん

活字万歳っすよ\(^o^)/
by HOTCOOL (2024-10-23 18:59) 

HOTCOOL

夏炉冬扇さん

これまでとは、ちょいと違った仇討ち話です。。。
by HOTCOOL (2024-10-23 19:00) 

HOTCOOL

いっぷくさん

そうなると主演は誰かなー
by HOTCOOL (2024-10-23 19:00) 

親知らず

仇討ちが許されたのは江戸時代まででしょうね。
まして賞賛されるなんて、今じゃあり得ない。
それを正当化するために江戸時代風の語り口なのかも。
二年後に訪れた縁者ってのが気になるけど、そこから話がはじまるのかな?
by 親知らず (2024-10-23 22:08) 

HOTCOOL

親知らずさん

仇討ちするには届けが必要だったみたいですね。
縁者が二年後に訪れるところから話が始まります。
by HOTCOOL (2024-10-24 04:15) 

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