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【読書日記23/19’】真夜中の北京@ポール・フレンチ [読書日記]

ポール・フレンチ著「真夜中の北京」を読了。
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1930年代の北京で実際に起きた、イギリス人少女の惨殺事件。身元は、北京在住の元英国領事ワーナーの養女パメラ。奇怪なことに、遺体からは心臓がむしり取られていました。本作はその事件を70年以上経って解き明かそうとしています。
けれど、真の主役は当時の混沌とした北京になっています。
北京に巣食う中国人、欧米人、ロシア人。そして、虎視眈々と軍事行動を起こそうとする日本人。
雑多な人種と列強各国の思惑に翻弄される北京で、「北京は世界で一番安全な都市なのよ」。友人たちにそう言い残して消えていった彼女の身に何が起こったのか。本作はこの事件の真相と、戦争の気配に緊迫する当時の北京の様子を子細に伝える、極めて濃密なノンフィクションミステリーとなっています。
最終的には犯人は確定されませんが、少女の父親が残した膨大で詳細な資料をもとに真実に近い真相が語られ、ただただ著者の筆力に圧倒されました。

内容:1937年の冬、日中戦争勃発の前夜、北京の公使館区付近で元英国領事の令嬢が惨殺された。迷宮入りとなったこの身の毛もよだつ殺人事件の真相が、七十数年の歳月を経て、当時の捜査資料から解き明かされる。ノンフィクションミステリーの傑作。英米二大ミステリー賞・受賞作!CWAゴールド・ダガー賞、英国推理作家協会・ノンフィクション部門。MWAエドガー賞、アメリカ探偵作家クラブ。
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コメント 6

pn

内蔵むしり取られたの?えぐすぎる(^_^;)
by pn (2019-11-22 06:14) 

獏

猟奇的な殺人なんですね@@;))
ちょっと怖いかも。。。
by (2019-11-22 06:18) 

親知らず

恨み?変質者?やだわー。
by 親知らず (2019-11-22 07:48) 

HOTCOOL

pnさん

昔の人はエグかったのね。
by HOTCOOL (2019-11-23 07:04) 

HOTCOOL

獏さん

怖い話でした。
by HOTCOOL (2019-11-23 07:05) 

HOTCOOL

親知らずさん

動機がよくわからない事件でしたね。
by HOTCOOL (2019-11-23 07:05) 

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