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【映画鑑賞記30/18’】孤狼の血 [映画鑑賞]

「孤狼の血」を鑑賞。
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柚月裕子原作の映画化。原作がかなり面白かっただけに、映像化が不安でしたが、そこは主演主役の役所広司の安定感ある演技力で原作にはない、映像でしか味わえない雰囲気を醸し出していました。
その役所広司演じるベテラン刑事・大上の相棒は広島大学出身の新米刑事・日岡。松坂桃李が演じます。
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舞台は広島。東映映画で広島が舞台といえば、あの不朽の名作「仁義なき戦い」をどうしても思い出してしまいますが、この作品も昭和感満載。往年の東映イズムの鮮やかな復活を宣言する快作ですね。
それは、やはりイリーガルな刑事を演じる役所広司の存在。そして、脇を固める暴力団幹部役の江口洋介、影から日岡を助ける真木よう子など芸達者な俳優陣の力も大きいですね。
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また、エリートの新米刑事日岡が、大上に反撥しながらも翻弄され、過剰なまでのサディスティックなOJTを経て、次第に強面な相貌を獲得していく成長記と観ても楽しかったですね。
現在「孤狼の血」の続編が出版されていて、大上の意思を告ぐ日岡が主人公になっています。図書館で予約しているので、はやく読みたいですね。

解説:『凶悪』などの白石和彌監督がメガホンを取り、柚月裕子の小説を映画化。暴力団対策法施行以前の広島県を舞台に、すさまじい抗争を起こしている暴力団と彼らを追う刑事たちのバトルを活写する。役所広司が主演を務め、松坂桃李、真木よう子、滝藤賢一、田口トモロヲ、石橋蓮司、江口洋介らが共演。昭和の男たちが躍動する。

あらすじ:昭和63年、広島の呉原では暴力団組織が街を牛耳り、新勢力である広島の巨大組織五十子会系「加古村組」と地元の「尾谷組」がにらみ合っていた。ある日、加古村組の関連企業の社員が行方不明になる。ベテラン刑事の刑事二課主任・大上章吾(役所広司)巡査部長は、そこに殺人事件の匂いをかぎ取り、新米の日岡秀一(松坂桃李)巡査と共に捜査に乗り出す。
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mutumin

役所広司、年取ってますますカッコ良く、良い味出してますよねぇ~
by mutumin (2018-07-05 05:45) 

pn

てっきりやくざ役かと(笑)
by pn (2018-07-05 06:13) 

親知らず

今回の役者の名前は全部分かるわ。(笑)
松坂桃李君格好良いわー。
by 親知らず (2018-07-05 07:50) 

たくや

やくざと刑事は紙一重(笑)
by たくや (2018-07-05 11:07) 

paulo

私は邦画は見れないのですが、背景や言葉の含みが理解しやすいのが洋画より良いよね
by paulo (2018-07-05 11:15) 

フサヲ

広島が舞台なんですね!!
広島ダイスキです~ (^ ^人)
住んでみたいです (。^ ^。)
by フサヲ (2018-07-05 20:14) 

HOTCOOL

mutuminさん

渋い役者ですよね。
by HOTCOOL (2018-07-06 07:35) 

HOTCOOL

pnさん

どっちともとれますよね。
by HOTCOOL (2018-07-06 07:35) 

HOTCOOL

親知らずさん

それは良かった^^
by HOTCOOL (2018-07-06 07:36) 

HOTCOOL

たくやさん

警察とやくざは組織的構造が似てますからね。
by HOTCOOL (2018-07-06 07:36) 

HOTCOOL

pauloさん

東映の任侠映画はやはり面白いですよね。
by HOTCOOL (2018-07-06 07:37) 

HOTCOOL

フサヲさん

食べ物も美味しいですよね。
by HOTCOOL (2018-07-06 07:37) 

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