SSブログ

【映画鑑賞記24/17’】マンチェスター・バイ・ザ・シー [映画鑑賞]

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を鑑賞。
172223_02.jpg
ケイシー・アフレック演じる主人公リー。兄の死によって故郷マンチェスターで暮らす甥パトリックの後見人になりますが、その故郷でリーは過去に起因する深い喪失の傷を負っています。
359226_002.jpg
リーとパトリックの関係性と共に、彼の深い傷の原因と故郷に居場所をなくしてしまった原因は物語が進むにつれて明かされていきますが、全体的に淡々と進行する話の流れにいつの間にか引き込まれてしまいました。
359226_001.jpg
主人公リーを演じたのはケイシー・アフレック。この作品で今年のアカデミー賞主演男優賞を受賞。しかし、受賞前に明るみに出た彼のDV問題で授賞式ではブーイングもあったそうです。
ただ、本作ではダメダメの叔父さんを好演していました。
359226_004.jpg
16歳の甥パトリック役はルーカス・ヘッジ。思春期のパトリックとリーはぶつかり合いながらも徐々に心を通じ合っていきます。二人の心理描写が上手く描かれていました。
359226_006.jpg
映画史上最も影が薄い主人公と言っても過言ではないリーを薄さ全開で演じたケイシー・アフレック。その丸まった背中はたまらなく愛おしかったですし、マンチェスターの薄暗い海と凍てつくような風景の色彩映像はこの作品に深みを与えていましたね。
359226_008.jpg
ちなみに、恵比寿ガーデンプレイスにある映画館で観たのですが、非常に観易くて綺麗なミニシアターでした。また、興味がある作品が上映されたら優先して来たいですね。

解説:マット・デイモンがプロデューサー、ケイシー・アフレックが主演を務め、数々の映画賞を席巻した人間ドラマ。ボストン郊外で暮らす便利屋が兄が亡くなったのを機に帰郷し、16歳のおいの世話をしつつ自身が抱える過去のトラウマと向き合う姿が描かれる。メガホンを取るのは、『ギャング・オブ・ニューヨーク』などの脚本を担当してきたケネス・ロナーガン。共演には『ブルーバレンタイン』などのミシェル・ウィリアムズ、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などのカイル・チャンドラーらが名を連ねる。

あらすじ:ボストン郊外で便利屋をしている孤独な男リー(ケイシー・アフレック)は、兄ジョー(カイル・チャンドラー)の急死をきっかけに故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻ってくる。兄の死を悲しむ暇もなく、遺言で16歳になるおいのパトリック(ルーカス・ヘッジズ)の後見人を引き受けた彼は、おいの面倒を見るため故郷の町に留まるうちに、自身が心を閉ざすことになった過去の悲劇と向き合うことになり……。
nice!(11)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 11

コメント 8

pn

16歳の娘だったら俺が後見人になってあげよう(笑)
by pn (2017-07-11 06:14) 

親知らず

是非心理描写部分を英語で聞きたい映画ですねー。
by 親知らず (2017-07-11 06:59) 

mutumin

丸まった背中が愛おしいって、いいねぇ~
背中で演じられるは凄い演技力。。。
by mutumin (2017-07-11 09:36) 

paulo

この手の映画を英語で聞いてポルトガル語の字幕を読んで理解するのは難しそうです。でもマンチェスターに海はないと思うけど?
by paulo (2017-07-11 11:56) 

HOTCOOL

pnさん

そのかわり凶暴でっせ^^;
by HOTCOOL (2017-07-12 04:25) 

HOTCOOL

親知らずさん

英語力があると映画も楽しいだろうなぁ。
by HOTCOOL (2017-07-12 04:26) 

HOTCOOL

mutuminさん

ある意味オイラも毎日背中で演じてます(笑)
by HOTCOOL (2017-07-12 04:27) 

HOTCOOL

pauloさん

アメリカのニューハンプシャー州のマンチェスターっす。
by HOTCOOL (2017-07-12 04:28) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0