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【映画鑑賞記14/16’】ボーダーライン [映画鑑賞]

「ボーダーライン」を鑑賞。
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ヒュー・ジャックマン主演の「プリズナー」をDVDで観て以来、監督のドゥニ・ヴィルヌーヴのファンになりました。
人間の奥底に潜む光と闇、社会の不条理などを描くと今一番の監督だと思います。
そんな、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が本作で描くのはメキシコの麻薬戦争。麻薬ビジネスのために縄張りを争い、殺人を常態化させた麻薬組織とアメリカ合衆国国土安全保障省との壮絶な戦いがテーマになっています。
主役ケイトを演じるのは「オール・ユー・ニード・イズ・キル」で戦う女を演じたエミリー・ブランド。
マシンガンを持つ姿と戦闘服が似合う女優さんになってきました^^
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特別捜査官役はジョシュ・ブローリン。ケイトをFBIからスカウトしカルテルの根を断つための特別編成部隊にスカウトします。
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そして、謎のメキシコ人を演じるベニチオ・デル・トロ。何とも言えない存在感を醸し出していました。
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タイトルの「ボーダーライン」とは境界線と言う意味。本作では、凶悪には凶悪で対峙する、毒をもって毒を制する、正義と巨悪の正義の境界はどこなのか?その場に投げ込まれたケイトが自ら正義への出口を模索するというところを描いています。
撮影は「ノーカントリー」「007 スカイフォール」などの名手ロジャー・ディーキンス。冒頭から緊張感と臨場感が画面に充満し、観る者をケイトと同化させる監督の手腕とカメラワークは凄かったです。
今、ドゥニ・ヴィルヌーヴ&ロジャー・ディーキンスはあのSF映画の名作「ブレードランナー」の続編に取り組んでいるそうです。このコンビが「ブレードランナー」の世界観をどう表すか楽しみで待ち遠しいですね。

解説:アメリカとメキシコの国境で巻き起こる麻薬戦争の闇を、『灼熱の魂』『プリズナーズ』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が衝撃的かつリアルに描いたアクション。メキシコ麻薬カルテルを撲滅すべく召集された女性FBI捜査官が、暴力や死と日常が隣り合わせの現実を目の当たりにする姿を映す。主演は、『イントゥ・ザ・ウッズ』などのエミリー・ブラント。ほかにベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリンらが出演。ヴィルヌーヴ監督による臨場感たっぷりの演出と、名優たちの緊迫した演技に注目。

あらすじ:優秀なFBI捜査官のケイト(エミリー・ブラント)は、メキシコ麻薬カルテルの全滅を目的とした部隊に入り、特別捜査官(ジョシュ・ブローリン)のもとで極秘任務に就く。ケイトは早速、謎めいたコロンビア人(ベニチオ・デル・トロ)と共に国境付近の捜査を開始。人が次々と亡くなる現実を突きつけられたケイトは……。
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コメント 8

pn

そもそも正義って物があいまいだからねぇ。

どうせならタンクトップに防弾ベストで構えて欲しいな(笑)
by pn (2016-05-12 06:24) 

mutumin

謎のメキシコ人、いい雰囲気出してますねぇ~
by mutumin (2016-05-12 09:50) 

paulo

トランプさんがメキシコ国境に壁を作るのはこのため?

by paulo (2016-05-12 22:29) 

HOTCOOL

pnさん

エッチねぇ~(笑)

勝てば正義なのかもね・・・
by HOTCOOL (2016-05-13 04:06) 

HOTCOOL

mutuminさん

名優であります!
by HOTCOOL (2016-05-13 04:07) 

HOTCOOL

pauloさん

トランプさんもそれなりに考えてるのかな?
by HOTCOOL (2016-05-13 04:07) 

まほ

ボーダーラインかぁ・・・考えさせられますね。
by まほ (2016-05-15 03:17) 

HOTCOOL

まほさん

世界から境界がなくなるよう平和な世の中になってもらいたいです。
by HOTCOOL (2016-05-15 05:03) 

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