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【映画鑑賞記8/16’】キャロル [映画鑑賞]

「キャロル」を鑑賞。
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アラン・ドロンの名作「太陽がいっぱい」の作者パトリシア・ハイスミスの作品で、本年度のアカデミー賞主演女優賞と助演女優賞にダブルノミネートされたということで観にいきました。
結果、受賞は逃しましたが、ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの演技には引き込まれました。
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ただ、物語的にミステリーなのかな?と思っていましたが、ソフトな同性愛、偏った家族愛をその時代性とともに描いた作品なので、戸惑う人もいるかもしれません。
キャロル役のケイト・ブランシェット。主演女優賞でオスカーをとった「ブルージャスミン」同様、何とも言えない雰囲気を醸し出していました。表情と感情をコントロールするところが凄い役者さんです。
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テレーズ役のルーニー・マーラ。初めての逢瀬のレストランで、さっさと注文を済ませるキャロルとは対照的に、「同じものを」とオーダーしてしまう彼女。付き合っている彼氏と結婚するのかと尋ねられたテレーズは「ランチのオーダーも自分で決められないのに」と自嘲気味に語ります。
ただ、キャロルと出会い、その優柔不断さから脱する彼女の成長物語とも言えます。紆余曲切してますけどね。
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物語全体は淡々と流れて、起伏はあまりありません。なかなか、物語に感情移入できにくい作品ですが、この二人の女性についてどう語られていくかを楽しむ作品だと思います。

解説:「太陽がいっぱい」「殺意の迷宮」などで知られる作家パトリシア・ハイスミスの小説を基にしたラブロマンス。同性ながらも強く惹(ひ)かれ合う女性たちに待ち受ける運命を追い掛ける。メガホンを取るのは、『エデンより彼方に』『アイム・ノット・ゼア』などのトッド・ヘインズ。『ブルージャスミン』などのケイト・ブランシェット、『ドラゴン・タトゥーの女』などのルーニー・マーラが共演。彼女らの熱演はもとより、舞台となる1950年代初頭のニューヨークを再現した美術にも注目。

あらすじ:1952年のニューヨーク。デパートでアルバイトをするテレーズ(ルーニー・マーラ)は、娘へのプレゼントを探すキャロル(ケイト・ブランシェット)に応対する。優雅で気品に満ちた美しさを誇るも、謎めいたムードもある彼女に魅了されたテレーズ。彼女にクリスマスカードを送ったのを契機に、二人は会っては話をする仲になる。娘の親権をめぐって離婚訴訟中の夫と争うキャロルと恋人からの求婚に思い悩むテレーズ。そんな中、彼女たちは旅行に出掛けるが……。
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コメント 8

mutumin

こういう場合は演技と表情がないとわからないかぁ~
by mutumin (2016-03-23 05:33) 

pn

バラよりユリの方が映像的にはいいかな(笑)
by pn (2016-03-23 06:18) 

親知らず

女性の生き方を考えさせる話になっているのかな。
by 親知らず (2016-03-23 08:29) 

さる1号

淡々と流れて起伏が無いんだ・・・・自分の苦手な部類かなーー;)
by さる1号 (2016-03-23 08:43) 

HOTCOOL

mutuminさん

演技と表情で勝負した映画ともいえます。
by HOTCOOL (2016-03-24 04:02) 

HOTCOOL

pnさん

ユリ族(笑)
by HOTCOOL (2016-03-24 04:02) 

HOTCOOL

親知らずさん

1950年代初頭の話ですからね。
今とは違いますから・・・
by HOTCOOL (2016-03-24 04:03) 

HOTCOOL

さる1号さん

一箇所ありました。
エッチなところ!^^!
by HOTCOOL (2016-03-24 04:04) 

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