【読書日記9/15’】ゴーストマン時限紙幣＠ロジャー・ホッブズ：アシンメトリー　～左右非対称な日常～：SSブログ

	ブログをはじめるログイン

【読書日記9/15’】ゴーストマン時限紙幣＠ロジャー・ホッブズ　[読書日記] [編集]

ロジャー・ホッブズ著「ゴーストマン時限紙幣」を読了。

題名の”ゴーストマン”とは、自分や仲間をすっかり別人にすることができる技術を身につけた犯罪者のこと。
”時限紙幣”とは、強奪などの犯罪を未然に防ぐため、現金輸送の際に一定時間内に解除されなければ起爆する火薬や消えないインクが仕込まれた紙幣のこと。
まるで、”映画を読んでる”といった感覚に陥いらされる作品でした。
作者のロジャー・ホッブズは若干25歳。このクールでドライな処女作で、CWA（英国推理作家協会）から、優れた冒険、スリラー、スパイ小説に授けられるイアン・フレミング・スティールダガー賞を受賞しています。
本作を読んで、すぐにこの主人公の続編を読みたくなりましたし、新キャラクターをこの世に送り出したロジャー・ホッブズという作家の力量は、凄いものだと思いました。
当然この作品はハリウッドからも注目され、ワーナーブラザースで映画化の準備も進められているようです。個人的に主人公はジェイソン・ステイサムかな＾＾
次作と映画が今から楽しみであります。

あらすじ：48時間後、120万ドルの紙幣は爆発する。盗んだやつらはそれを知らない。爆発する前に奪回するのが私の仕事だ。現在と過去、二つの大仕事はいかに決着するのか?精密なプロット、クールな文体、非情な世界観。英米のミステリ賞やミステリ・ランキングを席巻した25歳の天才による驚異のクライム・ノワール。今世紀もっともカッコいいノワール・ヒーローの登場。