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【映画鑑賞記9/15’】おみおくりの作法 [映画鑑賞]

「おみおくりの作法」を鑑賞。
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原題は「Still Life」。
タイトルのとおり静物画的な映像の中で淡々と物語が進行します。
ただ、「Still Life」を「おみおくりの作法」としたのは、ちょっとパッとしない。他にいい邦題思いつかなかったかな。ムリムリ訳さなくてもいいような気がしますね。

主役はイギリスの実力派俳優エディ・マーサン。
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彼が演じるのは、ロンドン南部ケニントン地区の公務員のジョン・メイ。ジョンは亡くなった身寄りのない人々の葬儀を執り行う仕事をしています。
亡くなった方の遺品を調べ、近親者が見つかれば亡くなったことを連絡し葬儀を行い出席してもらう・・・しかし、中々彼が思うようにならないのが現実です。
そんな中、彼の職場の統廃合されることになり、彼が受け持った最後の案件に今まで以上の心と力を尽くすことに。ここから、物語は進んでいきます。
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エディ・マーサンの台詞回し、目の動き、表情等に引き込まれます。さすがの演技力です。

主人公ジョン・メイが淡い思いを抱く女性をジョアンヌ・フロガットが好演。
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ジョン・メイとの間に漂う何とも言えない雰囲気、空気感は静物画の中に鮮やかな色を与えています。

生きるということ、死ぬということは何か?そして、孤独とは何か?を真摯に考えさせられる作品。
ただし、ラスト10分があまりにも切なすぎる作品でもあります。
ラストはこの描き方しかないのかもしれませんが・・・
けれど、やっぱり映画はハッピーエンドが良いなぁ。

しかしながら、
お勧めの一本です!

解説:『ベラミ 愛を弄ぶ男』などのプロデューサー、ウベルト・パゾリーニが監督を務め、身寄りのない人の葬儀を行う地方公務員の姿にスポットを当てた人間ドラマ。『戦火の馬』などのイギリスの実力派俳優エディ・マーサンを主演に迎え、心を込めて死者を弔う孤独な男の生きざまを描く。主人公が淡い思いを抱く女性を、テレビドラマ「ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~」などのジョアンヌ・フロガットが好演。人生の最期にまつわる、ほろ苦くて切なく優しい物語に魅了される。

あらすじ:公務員のジョン・メイ(エディ・マーサン)は、ロンドン南部ケニントン地区で亡くなった身寄りのない人々の葬儀を執り行う仕事をしている。いくらでも事務的に処理できる仕事だが、律儀な彼は常に死者に敬意を持って接し、亡くなった人々の身内を捜すなど力を尽くしていた。糸口が全て途切れたときに初めて葬儀を手配し、礼を尽くして彼らを見送ってきたが……。
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コメント 10

mutumin

こんな解説されると見たくなっちゃうような映画ですね。
by mutumin (2015-03-04 06:13) 

親知らず

本当に!見たくなりました。
イギリス英語を聞きながら泣いてみたい。
by 親知らず (2015-03-04 07:57) 

pn

原題のままで良かったような気もしますね。
by pn (2015-03-04 09:50) 

HOTCOOL

mutuminさん

考えさせられる映画でした。
by HOTCOOL (2015-03-05 03:40) 

HOTCOOL

親知らずさん

シネスイッチ銀座で上映中です。
by HOTCOOL (2015-03-05 03:42) 

HOTCOOL

pnさん

ですよね~
by HOTCOOL (2015-03-05 03:42) 

paulo

絶対にハッピーエンドがいい!
 悲しい終わり方をするといつまでも忘れられない
by paulo (2015-03-05 07:52) 

HOTCOOL

pauloさん

確かに余韻が残る終わり方でした・・・
by HOTCOOL (2015-03-05 19:24) 

まほ

淡々と進む物語なら、タイトル「静物画」で良いですよね!
考えさせられる映画です・・・観たいけど私、泣くかなぁ?
by まほ (2015-03-15 02:22) 

HOTCOOL

まほさん

親知らずさんと一緒に観て来てくださいませ^^
by HOTCOOL (2015-03-15 05:26) 

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