【映画鑑賞記37】TOKYO TRIBE：アシンメトリー　～左右非対称な日常～：SSブログ

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【映画鑑賞記37】TOKYO TRIBE　[映画鑑賞] [編集]

「TOKYO TRIBE」を鑑賞。

鬼才・園子温監督の最新作。大好きな監督です＾＾

最新作は井上三太の人気コミック「TOKYO TRIBE2」を実写化しています。日本の近未来を舞台とし、其々の地域の若いギャング達の抗争、そこから生まれる友情を描いています。

主役は、”花子とアン”の村岡印刷さん・・・もとい、鈴木亮平。

”花子とアン”のイメージとは一変、髪を金髪に染め、鍛え上げたボディを惜しげもなく晒し出しています。この鈴木亮平、東京外国語大学出身で俳優としては結構苦労人。
けど、苦労した分、今”花”が開きましたね。以前紹介した”HK/変態仮面”の主役も彼。優しい旦那さんからエキセントリックな役まで幅広い演技力を見せています。

この作品の特徴は、セリフのほとんどがラップだということ。MCは染谷将太。彼も園子温お気に入りの個性溢れる役者です。最初、ラップのセリフには違和感もありましたが、時間が経つうちに馴染んできたのは、この映画の世界観からでしょうか・・・

そして、もう一つ。満島ひかり、二階堂文など新人女優発掘で定評がある、園子温監督が今回抜擢したのは
清野菜名。目力が強く、かつ、端正な顔。演技的にはまだまだかもしれませんが、アクションをこなすので、これから先が楽しみな女優さんです。

好き嫌いが分かれる作品かもしれませんが、パロディやコメディの要素も散りばめられていて個人的には面白い作品でありました。

解説：井上三太の人気コミック「TOKYO TRIBE2」を実写化したアクション。近未来都市を舞台に、ストリートギャングの若者たちが繰り広げる抗争の行方を映す。メガホンを取るのは、『冷たい熱帯魚』『地獄でなぜ悪い』などの園子温。主演を務める『HK/変態仮面』などの鈴木亮平とラッパーのYOUNG DAISを筆頭に、佐藤隆太、中川翔子、染谷将太、でんでん、窪塚洋介、竹内力などバラエティーに富んだ顔ぶれが結集。彼らが織り成す熱演や怪演に加え、園監督ならではの鮮烈な演出も光る。

あらすじ：数多くのトライブ（族）がひしめき、それぞれが自分たちの暮らす街を暴力で牛耳る近未来のトーキョー。ブクロWU-RONZを率いるメラ（鈴木亮平）は、何かと敵視していたムサシノSARUのメンバーである海（YOUNG DAIS）と衝突する。そして、それが引き金となって、シンヂュクHANDS、ブッバ家や怪しげな者たちを巻き込んだ一大抗争が勃発してしまう。トーキョーの各地で暴力が吹き荒れるが、その一方でさまざまな愛と友情をめぐるドラマも交錯していく。