【映画鑑賞記2】永遠の0 [映画鑑賞]

原作者は「海賊と呼ばれた男」の百田尚樹。「海賊」以前の作品で、著者の名前を世間に知らしめた作品でもあります。当然小生も既読。
映画的には、原作にほぼ忠実に作られていて、変に手を加えていないところが良かった。

主演は岡田准一。主人公の宮部久蔵役の静と動を上手く使いこなしています。
映画の内容は、零戦搭乗員の特攻隊員と戦争の悲劇を描いたものですが、現代に生きる若者(三浦春馬)が自分の実の祖父の生きざまを探究し、そしてその時代特有の生と死について気付き考えさせられるという話。
文章で書くと難しいですが、とても奥深い作品で書籍同様感銘を受けました。
そして、零戦の飛行シーンはCGですが格好良かった。

小生は戦争や紛争は嫌いです。日本は自らこれらのことを行ってはならないと思っています。しかし、その反面、その戦争で多くの日本人が亡くなっているのも事実です。日本の総理大臣が靖国参拝して批判をうけていますが(確かにタイミングは悪い)、戦没者を参り二度と悲劇を繰り返さないと誓うことは当然だと思っています。
そして、強く思ったのは、ちゃんとしなきゃ・しゃきっとしなきゃということ。観終わったあと、背筋を伸ばした自分がいました。
ヒロインは、井上真央ちゃん。

零戦搭乗員の夫を待つけなげな女性を演じ好感が持てました。
最後に、昨年亡くなった名バイブレイヤー夏八木勲。遺作となった本作で、さすがの存在感を示していました。あらためてご冥福をお祈りします。
解説: 零戦搭乗員の悲劇を描いた百田尚樹のベストセラーを、『ALWAYS』シリーズなどの監督・山崎貴が映画化した戦争ドラマ。祖父の歴史を調べる孫の視点から、“海軍一の臆病者”と呼ばれたパイロットの真実の姿を、現代と過去を交錯させながらつづっていく。主人公の特攻隊員役に、『天地明察』『図書館戦争』などの岡田准一。現代に生きる孫に三浦春馬がふんするほか、井上真央や夏八木勲など若手からベテランまで多彩な俳優が共演する。生と死を描く奥深い物語はもちろん、サザンオールスターズによる心にしみる主題歌にも注目。
あらすじ: 祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた佐伯健太郎(三浦春馬)。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり……。
2014-01-08 03:40
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コメント(12)
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零戦ファンです
絶対みたいですね。
by パウロ (2014-01-08 05:10)
出てる俳優陣がいいですね。
これを読んで、見てみたいなぁって、思いました。
by mutumin (2014-01-08 06:04)
あちこちでとても評価が高いので
観ようと思っております~(@@;)))
by 獏 (2014-01-08 07:28)
ほぼ忠実ってだけで妙に嬉しいですね。
参拝はさ、堂々と新年の方が良かった気もするけどなんで年末だったんだろね?
by pn (2014-01-08 08:04)
サザンオールスターズの曲が良いですよね。
FMで良く流れているので新曲かなぁ、良い曲だなぁと思っていました。
予告編を見て、ああ、このテーマソングだったのかーと分かりました。
映画も観たいけどCDも欲しいかも。
by 親知らず (2014-01-08 08:33)
パウロさん
昨年大ヒットした「風立ちぬ」と比較しながら観るのも面白いと思います。
by HOTCOOL (2014-01-08 18:20)
mutuminさん
たまには仕事を休んで旦那様と是非どうぞ^^
by HOTCOOL (2014-01-08 18:21)
獏さん
是非ご覧になってください!
by HOTCOOL (2014-01-08 18:22)
pnさん
アベちゃんのやることは良く分かりません^^;
by HOTCOOL (2014-01-08 18:27)
親知らずさん
映画を観てCD買っちゃえば^^
by HOTCOOL (2014-01-08 18:28)
テレビCM見て、良さそうだなと思いましたが、
必ず大泣きしそうで、気が進みません(笑)
by まほ (2014-01-13 02:53)
まほさん
涙以上に感動しますよ、是非!
by HOTCOOL (2014-01-13 09:18)