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【読書日記[9]】バーニング・ワイヤー@ジェフリー・ディーヴァー [読書日記]

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ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズ最新作。

今回の敵は「電気」。この見えない敵に対して、リンカーン・ライム・チームが如何に挑むか?が、ストーリーの核となっていますが、同時進行でライバルの天才犯罪者ウォッチメイカーとの対決も描かれています。

ストーリー的にはなんとなくオチがわかってしまって、ディーヴァー得意の二転三転大どんでん返しも不発に終わった感があります。

ただ、本作は今後のリンカーン・ライム・シリーズの新方向の舵をきった記念碑的作品かもしれませんね。

あらすじ:突然の閃光と業火―それが路線バスを襲った。送電システムの異常により、電力が一つの変電所に集中、爆発的な放電が発生したのだ。死者一名。これは事故ではなかった。電力網をあやつる犯人は、ニューヨーク市への送電を予告なしに50%削減することを要求する。だがそれはNYに大停電を引き起こし、損害は膨大なものとなると予想された。FBIと国土安全保障省の要請を受け、科学捜査の天才リンカーン・ライムと仲間たちが捜査に乗り出した。しかし敵は電気を駆使して罠をしかけ、容易に尻尾をつかませず、第二の殺戮の時刻が容赦なく迫る。一方でライムはもう一つの大事件を抱えていた―宿敵たる天才犯罪者ウォッチメイカーがメキシコで目撃された。カリフォルニア捜査局のキャサリン・ダンスとともに、ライムはメキシコ捜査局をサポートし、ウォッチメイカー逮捕作戦を進めていたのだ。ニューヨークを人質にとる犯人を頭脳を駆使して追うリンカーン・ライム。だが彼は絶体絶命の危機が迫っていることを知らない―。
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コメント 9

pn

水は見えるけど電気とガスは見えないからねぇ。換気扇ばらす時たまにプチ感電(笑)。
送電を操るってーのがアメリカらしいですね、あっちは別ですもんね発電と送電は。
by pn (2013-05-03 06:42) 

guran

今の時代にピッタリの設定ですね^^
by guran (2013-05-03 08:33) 

親知らず

これを映画ではなく読書で楽しむって、脳が刺激されて良いですね。
読書なら想像次第ですから、血が出なくて良いなぁ。(笑)
by 親知らず (2013-05-03 10:03) 

mutumin

う~ん!怖いなぁ~・・・
これから、起こりうるかもしれない気持ちにさせてしまいますね。
長男がニューヨークに行った時、ちょうどハリケーンと一緒で、一日停電で、何もできなかったと言ってました。それも日本に比べたら大したことないのにと・・・ぼやいていました。
ニューヨークって、停電に弱く、パニックになってしまうのを狙ったんでしょうね。見えない敵と戦うって、想像を掻き立てられます。
by mutumin (2013-05-04 04:48) 

HOTCOOL

pnさん

電気の理論さえ判らない僕がいました・・・
by HOTCOOL (2013-05-04 05:41) 

HOTCOOL

guranさん

インフラの要ですからね、電気は。
by HOTCOOL (2013-05-04 05:42) 

HOTCOOL

親知らずさん

このシリーズの1作目”ボーンコレクター”は、デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリーの共演で映画化されましたが、それ以降は映画化されていません。それだけ、難しい作品なのかもしれませんね。
by HOTCOOL (2013-05-04 05:44) 

HOTCOOL

mutuminさん

ニューヨークの電気事情も含めて小説に盛り込んだ感じがします。細部までこだわっている作品なので面白かったです。
by HOTCOOL (2013-05-04 05:46) 

まほ

電気というと、冬の静電気を思い出して身震いします。
私は帯電人間で、よく痛い目に遭うのでイヤです。
水道の水からも、娘の頬からも感電します。。。
これは、もっとスケールの大きいお話なのでしょうが(笑)
by まほ (2013-05-05 03:44) 

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