【読書日記】「チャイルド44」「グラーグ57」「エージェント6」@トム・ロブ・スミス [読書日記]
元KGB捜査官レオ・デミドフを主人公とする三部作。
いやー面白かったです。三部作を一気読みしてしまいました^^
最近、海外ミステリー系はジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズくらいしか読まなくなっていたので、新鋭の登場は嬉しい限りです。
三部作の始まり「チャイルド44」は1950年代初頭のスターリンが統治したソ連が舞台。
実際にあった、猟奇殺人をモチーフに物語は展開します。
続編の「グラーグ57」は、「チャイルド44」から三年後が舞台。
スターリン時代に犯罪者とされた人々が復権し、不当に逮捕拷問をして来た警察関係者達が次々と暗殺。そして、養女のゾーヤが何者かに誘拐され・・・
そして完結編「エージェント6」。
時は1960年の冷戦時代。レオの最愛の妻、ライーサと養女のゾーヤ、エレナはNYの国連本部で開催される米ソの少年少女によるコンサートに引率者として娘二人も伴って出かけていきますが、そこで悲劇が・・・
レオはその悲劇の後始末を図るために、1980年のソ連侵攻後のアフガニスタンを経由してアメリカへと決死の亡命を図る、というもの。
三部作で30年にわたる物語で、ある意味、捜査官レオ・サーガともいえる作品です。
作品中、スターリン死の静粛、ハンガリー動乱、米ソ冷戦、ソ連のアフガン侵攻等時代背景も鮮明に描かれています。
この作品が素晴らしいのは、ただの”冒険活劇”ではないこと。レオ、ライーサ、養女のゾーヤ、エレナ4人の家族愛がそれ以上にちりばめられています。
著者のトム・ロブ・スミスは英国の小説家。英国人がソ連の、そしてKGB捜査員を描くのですから、その発想と読者を圧倒する筆力には脱帽です。
物語のラストは1980年代。
あと10年あまりでソ連崩壊を迎えるのですから、三部作で完結ではなく、ソ連崩壊の瞬間とその後のレオと家族の物語を是非読むことはかなえられないのかな。
いやー面白かったです。三部作を一気読みしてしまいました^^
最近、海外ミステリー系はジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズくらいしか読まなくなっていたので、新鋭の登場は嬉しい限りです。
三部作の始まり「チャイルド44」は1950年代初頭のスターリンが統治したソ連が舞台。
実際にあった、猟奇殺人をモチーフに物語は展開します。
続編の「グラーグ57」は、「チャイルド44」から三年後が舞台。
スターリン時代に犯罪者とされた人々が復権し、不当に逮捕拷問をして来た警察関係者達が次々と暗殺。そして、養女のゾーヤが何者かに誘拐され・・・
そして完結編「エージェント6」。
時は1960年の冷戦時代。レオの最愛の妻、ライーサと養女のゾーヤ、エレナはNYの国連本部で開催される米ソの少年少女によるコンサートに引率者として娘二人も伴って出かけていきますが、そこで悲劇が・・・
レオはその悲劇の後始末を図るために、1980年のソ連侵攻後のアフガニスタンを経由してアメリカへと決死の亡命を図る、というもの。
三部作で30年にわたる物語で、ある意味、捜査官レオ・サーガともいえる作品です。
作品中、スターリン死の静粛、ハンガリー動乱、米ソ冷戦、ソ連のアフガン侵攻等時代背景も鮮明に描かれています。
この作品が素晴らしいのは、ただの”冒険活劇”ではないこと。レオ、ライーサ、養女のゾーヤ、エレナ4人の家族愛がそれ以上にちりばめられています。
著者のトム・ロブ・スミスは英国の小説家。英国人がソ連の、そしてKGB捜査員を描くのですから、その発想と読者を圧倒する筆力には脱帽です。
物語のラストは1980年代。
あと10年あまりでソ連崩壊を迎えるのですから、三部作で完結ではなく、ソ連崩壊の瞬間とその後のレオと家族の物語を是非読むことはかなえられないのかな。
今だからKGBの取材とかも出来るんだろうなぁ。
30年を描くって凄いですね。
by pn (2012-10-04 20:05)
私の会社のロシア支店には元KGBがいたりします (^^;)
ホントかウソか、駐在員の話だとそこら中に元KGBがいるって言ってましたよ。
by まさむね (2012-10-04 21:26)
壮大な物語ですね、すごそう。
最近、本を読まなくなってしまいました。
根気が続かない・・・お手軽なネットばかりです(反省)
by まほ (2012-10-05 02:14)
pnさん
時代が変わったんですね(^。^)
by HOTCOOL (2012-10-05 03:23)
まさむねさん
一度でいいから会ってみたい^_^
by HOTCOOL (2012-10-05 03:24)
まほさん
最近活字離れが進んでるので、本はゆっくりでも読んだほうがいいですよん(^○^)
by HOTCOOL (2012-10-05 03:28)
こういう小説は好きなので是非読みたいと感じました☆
KGBをカーゲーベーと読んでしまう世代です(^w^)
by rtfk (2012-10-05 06:11)
↑通ですね♪
by pn (2012-10-05 06:45)
三部作を一気にですか!
かなり面白かったんですね^^
それにしてもHCさんのコメント時間、早すぎ^^:
by guran (2012-10-05 06:58)
rtfkさん
面白すぎて、逆にページをめくるのを躊躇わせる小説でした。
僕もカーゲーベー世代です(笑)
by HOTCOOL (2012-10-05 07:06)
pnさん
皆さん通揃いで楽しいですね^^
by HOTCOOL (2012-10-05 07:07)
guranさん
今年は面白い本に当たります^^
・・・涼しくなっても早起きHCくんです(笑)
by HOTCOOL (2012-10-05 07:10)
最近小説を読まなくなっています。(反省)
「完全図解元素周期表」が今の愛読書です。
人間の心模様の描写も面白いとは思うんですが、現実の世界での愛憎に
疲れています。(笑)
by 親知らず (2012-10-05 08:23)
親知らずさん
難しそうで、けど面白そうな本を読んでますね^^
現実逃避でハーレクインロマンスでも読みましょう(笑)
by HOTCOOL (2012-10-05 14:26)