『チェンジリング』の感想です [DVD鑑賞]
クリント・イーストウッドの監督作品は安心して観られます。”ブレ”がないというか。
一本の大きな木があり、枝があり葉っぱがついて花を咲かせる。
クリント・イーストウッドが幹であり、映画スタッフが枝であり脇役・主役達が葉っぱや花といったところでしょうか。
アンジェリーナ・ジョリーが主役の『チェンジリング』。
ストーリー自体は、ある意味凄く怖い話だけど、それを淡々と静かに観る側にじわじわと伝え、ドラマに引き込んでいく手法、手腕はさすです。
しかし、ロサンゼルスという街が1920年代とはいえ、警察がこんなに荒んでいるとは思いませんでした。「天使」というより「悪魔」って感じで、アメリカの闇、知らされていない部分にスポットをあてたことにより、物語がより興味深いものになっている感じがしました。
あらすじです
「1928年、シングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)は、ロサンゼルス郊外で9歳の息子ウォルター(ガトリン・グリフィス)と暮らしていた。ある土曜日、彼女は同僚に泣きつかれて断り切れずに休日を返上して仕事へと向かう。暗くなって彼女が帰宅すると、家で一人で留守番をしているはずの息子の姿はどこにもなかった。」
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